イギリス
がんサバイバーシップと
看護の役割視察研修

マギーズ・センター、Cancer Research UK研究機関、子どもを持つサバイバー支援 
 

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マギーズ・センター、Cancer Research UK研究機関、
子どもを持つサバイバー支援

【視察の目的】

イギリスでは、NHS Cancer Plan等のがん対策のもと、サバイバーシップを重視した支援や研究が盛んです。イギリスのがん治療後のサバイバーへの支援の実態を学ぶことで、日本のサバイバーへの支援や共同による研究への示唆を得ることを目的に視察企画をたてました。
 
がんサバイバーへの保健指導やフォローアップ外来、患者や家族向けの教材の開発が盛んに行われ、エビデンスに基づいたガイドラインが豊富です。日本では、がん対策基本法に基づき対策が推進されていますが、サバイバーを対象とした外来や、初期治療を終えた後の経過観察期間の生活について患者や家族が説明を受けたり質問できるシステムを提供している病院は少数なのが現状ではないでしょうか。そのため様々な困難を抱えて自己努力で生活をコントロールせざるを得ない現状があります。日本人の2人に1人ががんに罹患し、また、がんの5年生存率が60%以上になった今、治療後~長期生存のがんサバイバーシップケアの充実が問われています。今回は、最先端の英国ロンドンにて、がん専門病院等での専門的なセルフケア指導の内容や方法、2次がん再発発見のフォローアップ、地域との連携の実際、サバイバーに対する提供資料や環境もふくめて施設見学し、地域看護師の役割や位置づけについても学びたいと考えております。